歯周炎 その1歯周組織とは

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

前回は、歯周疾患の入り口である「歯肉炎」のお話をしました。

歯周疾患というくらいなので、当然歯周組織がダメージを受けていく事になります。

「歯周組織」ってなんぞや?

あまりピンとこないですよね。

そもそも歯の周りにはいろいろな組織があります。ものすごく厳密な発生学的な話をするとややこしいので、簡単にお話をしますね。

歯の周りの主な組織としては、

歯茎

この三種類です。歯は直接骨に刺さっているわけではありません。

「歯根膜」という薄い膜のような軟組織を介在して骨と接触しています。

そして骨の上には当然歯茎がありますね。

前回お話した「歯肉炎」とはこの三つの組織のうち、歯茎の部分にだけ炎症が起こっている状態を言います。

細菌の影響が歯茎を超えて骨に波及すると、徐々に骨が解けていきます。

これはほとんど痛みを伴うことなく進行していくんですね。

気が付いた時には骨がない、歯がグラグラなんてこともあります。

また歯茎の腫れが強いと、一見モリモリとした歯茎に歯がうわっているので健全に見えるのですが、実は内部では全然骨が無くて歯を支えられない状態になってしまっているなんてこともあります。

歯周炎は本当に怖い病期です。

様々な危険因子があり、やみくもに歯を磨いただけでは予防しきれないこともあります。

歯周炎で歯を失わないために、知っておいていただきたいことが沢山あります。しばらくはそういった内容で豆知識をお届けしたいと思います。


閑話休題 インプラントの資格

京都市伏見京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

いくま歯科医院では私と院長の二人がインプラント治療を担当しています。

院長や、つながりのある諸先生方のご協力があって、日本口腔インプラント学会認定の「専修医」という資格を取ることができました。

専修医とは、日本口腔インプラント学会において、その上の専門医を目指す上での登竜門のような資格です。

当院のインプラント執刀医は二人とも専修医です。

ある程度の知識、技能は学会より担保されています。

 

もちろんその中でも個人差はありますが。

 

当院のインプラントシステムは本当に素晴らしい仕組みだと、私自身思います。

いずれ詳しくご説明する機会を作るつもりですが、最近難しい話ばかりだったので、少し軽めの投稿にしてみました。

 

ちなみにこれがその認定証です。

私の分は実家の診療所に掲示しています。

 

いくま歯科には院長のものがあるので、良かったら不意に見てみてください。

 

こぢんまりと飾ってあります☆

 


歯肉炎

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

歯肉炎とは、歯周疾患の入り口です。

一番軽度の状態です。

歯肉炎にもいろいろあるのですが、ここでは最も一般的な「プラーク性歯肉炎」についてお話します。

 

プラークとは、日本語では歯垢なんていいますね。

要は汚れです。

歯に汚れがたまり続けるとその汚れと接触している歯茎が炎症を起こします。

 

汚れに触れると2,3日でその症状が出始めます。

 

プラーク性歯肉炎の主な症状は、

歯茎から血が出る

歯茎が歯みがきの時にチクチクする

歯茎が腫れる

などといったことです。

 

プラークの中には、プラーク一グラム中およそ数百億から数千億の菌が存在しているといわれています。

冗談ではなく、自分の歯茎に数千億のばい菌がびっしりついていると想像してみてください。

 

・・・

嫌ですよね。

磨くしかないです。

 

磨いた気になるのではなく、しっかり磨く。

磨き続けることが大事です。

 

どれだけ時間をかけても、磨き残しがあれば歯茎は反応します。

 

上記の様な症状が出ている歯茎があれば、やはり磨きが足りないといえます。

 

ただ、安心してください。

 

 

この段階ならまだもとに戻ります。ちゃんと手入れをすれば、まだ大丈夫なんです。

逆にここから進んでしまうと、磨いても完全復活が望めない変化が生じてきます。

それが、歯周炎です。

次回はその歯周炎についてお話していきたいと思います。


「しそうのうろう」って?

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

最近では徐々に耳にする頻度も減ってきましたが、「しそうのうろう」って言葉、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないかと思います。

これまた俗語でして、正確な歯科医学用語ではありません。みなさんが「しそうのうろう」と呼んでいる病期は「歯周炎」といいます。

 

「歯周病」

 

これも実は学術的な言葉ではなく、俗語です。

 

どっちでもいいわ!と言われそうですが・・・

 

でも正しい認識をすることで、案外日々の歯みがきに反映されるかもしれません。

しばらくは歯周疾患についてお話をしていくつもりなので、少しづつイメージを膨らませてみてください。

 

歯周

 

はのまわり

 

ということですね。

 

歯周疾患は歯が抜ける理由として最も多いもので、かつ日本人のほとんどが罹患している国民病です。

口の中に歯周病関連菌がゼロのひとなんておそらくほとんどいません。

赤ちゃんか総入れ歯を使われている歯が全くない方でないと、おそらくほぼすべての人がなんらかの歯周病菌を口に持っているとさえ言うことができます。

歯周病菌は自分の口にもいる。

まずはこの認識を持つところが、予防の第一歩かもしれません。

次回も歯周疾患関連のお話をしていきますね。

 

 

 

 


親知らず抜くか抜かないか。

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

まっすぐはえていない親知らずにも使い道がないわけではありません。

 

他の歯が先にだめになってしまった場合、義歯やブリッジの支えに使うこともあります。

 

また、歯の移植といって、親知らずをだめになってしまった歯の場所に移し替えるという処置もあります。

 

将来は残っている親知らずの組織から、歯の再生医療なんてことにつながる時代がくるかもしれません。

 

磨きにくさや虫歯になりやすさよりも、何かしらの使い道に価値を見出しうる状態であれば保存するという選択肢になるかと思います。

ただ、親知らずが原因で歯医者に来られる状態というのはすでに何らかのトラブルが起こっている事が多いです。

周囲の歯茎が腫れたり、手前の歯が虫歯になったりすると、一度痛みが引いたとしてもまた遠からずトラブルになることが結構あります。

 

トラブルになりそうな要素の方が強いと判断した場合は抜歯という選択肢が出てくると思います。

 

受診された場合は、現状と展望をお話して、最終的には患者様ご自身に決めていただくことになります。

 

私は20台前半に、一つの親知らずが虫歯になったのをきっかけに、それが嫌で全て抜いてもらいました。

歯を抜くという事は大きなことですし、お悩みになることも多いかと思います。

決めていくためにに必要な相談はいつでもお受けいたします!