歯科医師になるためには2 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

現在の歯科医師国家試験の合格率は大体60%です。

これは他の難関資格と比べてかなり高い数字です。司法試験や公認会計士といった難関資格に比べればマシな方だと思います。

正直60%を突破できなくてどうするんだという思いは私にもありましたし、他資格を有されている方からするとそう思われると思います。

ただし、歯学部はつぶしがきかないです。

6年通って歯医者になれませんでした。

歯のことしか知りません。

他の何の仕事ができるでしょう。閉鎖的な社会で、世間の常識も知らず歯のことだけを考えてきた甘ちゃんに、企業はそんなに優しくないと思います。

よくプロ野球選手なんかで、戦力外通告を受けたセカンドキャリアみたいな特集をしていますね。その苦労がテレビで取り上げられたりしています。

歯医者になれない歯学部生というのはプロにもなっていないのに戦力外ってことです。

もう目もあてられません。

60%くらい突破しなくてはいけませんが、何かの間違いで40%に入ってしまうと本当に地獄です。

しかも歯科医師国家試験は、浪人生に不利にできています。

歯医者が良い仕事だと思うからこそ、今の学生さんにはペースを考えて、6年間のプランニングをしっかりして無事免許を取得してもらいたいと思います。

歯科医師になるためには 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

以前も書きましたが、私は歯科医師という職業が好きです。なってよかったと本当に思いますし、生涯現役でいたいと思います。

そんな私ですが、未だに歯科に関する嫌な夢を見ることがあります。

それは、国家試験勉強中の夢で、実はまだ自分は免許をもっていなくてまたあの勉強をしなければならないというものです。

バカバカしいと思われるかもしれませんが、本当に過酷です。

特に今は私が受験したころよりさらに合格率が下がっていますから、学生さんは大変だと思います。

私は絶対に留年や浪人をしたくなかったので、死に物狂いで一年目から勉強しました。

人間死ぬほど勉強すれば、普通に結果は出るので、成績は安定していました。

ただ、最大の敵は自分なんです。

死ぬほど勉強するというトップギアを6年間続けるというのは思いのほか精神力がいります。

私は最終学年の半ばくらいにばててきました。しかも相対評価で何割かは確実に落ちる試験なので、順位が気になります。

そのストレスもかなりあります。

後半に追い上げてくるタイプの学生もいるので、私はどちらかというと逃げ馬タイプでしたね。

大逃げをかまして、なんとか死に物狂いで勉強してきた貯金で受かった感じです。

もう少しこの話を次回もしたいと思います。

日本口腔インプラント学会専門医・専修医 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

以前もお話したように、多数あるインプラント関係の学会の中でも日本口腔インプラント学会は最大の団体です。

全ての歯科系学会の中でも最大の団体です。

学会専門医とかって結構何のことかわからないと思います。

なんか凄そう、くらいの。

実際名前はあるけど、お金さえ払えば取れる専門医なんてざらにあるんですね。

肩書が好きな先生はこういうのをコレクションする方もおられますが、どこまで意味があるのか少し疑問です。

翻って日本口腔インプラント学会の肩書というのは本当にきちんとした基準をクリアしないと手に入りません。

学会在籍年数、指定講習会の受講、症例の提出、ポスター発表による試験、論文の掲載、学会での発表など数々のハードルをクリアしないともらえない資格です。

最上級は指導医という資格ですがこれはさらにハードルが高いです。

普通に若いころから頑張っても、ここにたどり着くのは中年以降になると思います。

私はその一番最初の専修医という資格をとっております。

これだけでも結構大変だったのですが、今は専門医取得に向けて努力中です。

専修医も専門医も全学会員の一割程度しか取得していないもので結構狭き門なんです。

マイクロスコープ5

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

決してマイクロスコープを批判しているわけではありません。

歯科治療において最も精密に術野を見ることのできるツールであることは間違いありません。

 

ただ、導入するハードルが高く機動力に欠けるという欠点も、同じく間違いないのです。

どんな業界のどんな器具についてもいえると思うのですが、誰にとってもどんな状況でも使いやすいツールの方が、煩雑なそれより優れていると思います。

 

美的センスやブランドといった要素を除いて、器具としての機能性を考えた場合、大きいより小さい方が良いし、重いより軽い方が良いし、高いより安い方が良いし、三人がかかり出ないと使えないものより一人でも簡単に使える方が良いのです。

両方使えて、状況において使い分けられるようであればそれがベストかもしれませんね。

一長一短があり、適材適所があるということです。

ただ、どちらか一方しか置けないのであれば私は、マイクロルーペを推奨します。

そして、どっちが良いかというざっくりした質問であれば、ケースバイケースと答えます。

 

どちらが好きかといわれれば、間違いなくマイクロルーペと答えます。

双方とも使いこなせることが前提ですけどね。

 

マイクロスコープ4

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

マイクロスコープでは20倍から30倍の視野で見ることができると言いましたが、実際高名な顕微鏡使いの先生に聞いてみても、実際作業するときの倍率は10倍とか8倍とかだそうです。

あまり高倍率だと作業しながら見ることが難しいんですね。

なので、実際は高倍率ルーペと変わらない状況で使うことが多いんです。

手を止めたときの確認、教育のための記録といった意味では20倍以上の倍率が効いてきますが、作業としては変わらないんですね。

明るさは前も言ったとおりに違いますけどね。

 

あとは大きさとシステムづくりの難しさです。

マイクロルーペとは比較にならないくらい巨大です。

正直置く場所を間違うと、普通の診療に差し支えます。人間の居場所がなくなるくらいの大きさがあります。

あと、使いこなすためにはドクターだけでなく周りのスタッフや環境も整えないといけません。

最初から診療室、仕組みをマイクロスコープ仕様にしていないと、しっかりとした運用は難しいです。

あとからひょいっと軽い気持ちで買って、オブジェと化している歯科医院が非常に多いそうです。

こういう融通の利かなさが、私を顕微鏡から遠ざけます。

あくまでも、高倍率のルーペが使えるからですけどね。