抜歯の基準5 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

今回もいろいろなケースについて抜歯すべきかそうでないかを考えていきましょう。

④ひどい歯周病で歯がグラグラ揺れている場合

この場合では患者さんから「抜いてくれ」と言われる場合も多いです。

学術的に正しくて、患者さんからの希望があればもちろん抜歯となります。

ただ、学術的に正しくて、患者さんが抜歯を望まない時もあります。

その場合は、きちんとした説明が必要になりますね。

例えばどういう場合か。

一番奥の歯で多いのですが、磨きづらくて1ばん奥の歯が一本だけ極端にひどい歯周病になってしまっているような場合。

歯周病については過去に色々ご説明したので過去の記事を参照してください。

歯の周りの病気

つまり一番奥の歯の前には2番目に奥の歯があるわけです。

隣ですから。

その隣の歯にも歯周病は波及します。

もちろん口腔全体に波及するのですが、隣の歯に対しての悪影響は、かなり早い段階で現れます。

一番奥の歯のひどい歯周病の歯を保存しておくことが、その隣の2番目に奥の歯の寿命を縮めてしまう。

そんな状況って結構よく見かけます。

しかも歯周病にはほとんど痛みがないので、ひっそりと隣の歯がだめになっていくんです。

そのため、一番奥の歯をあきらめて手前の歯を救うという判断はあることなんです。

抜歯の基準4 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

今回もいろいろなケースについて抜歯すべきかそうでないかを考えていきましょう。

③深い虫歯の場合

深いと言ってもどんだけの深さが抜歯の基準となるのか。

これは患者さんにわかっていただくのは非常に難しいです。

生物学的幅径という言葉があります。

簡単に言うと、歯がちゃんと衛生的に保たれるために必要な高さのことです。

歯茎の中には骨がありますが、骨の頂上から2,5mm程度の高さ歯がないと。生理的に歯が機能していく事は難しいと言われています。

 

昔は3mmとか4mmとか言われていた時代もありましたが、最近は少しハードルが下がってきている印象です。

この高さがないと、簡単に言うと治療しても再発しやすいです。

これは、この高さが無いから今痛いというものではないので、わかっていただくのが非常に難しいです。

将来の話なので。

ただ、このルールを無視して無理やり銀歯を入れて再発したとき、その歯を取り巻く環境はさらに悪化しています。

骨は溶け、歯茎は腫れ、歯の崩壊も進んでいます。

骨の状況によっては、先送りにしたせいでインプラントができないような状態になっている可能性だってあるわけです。

将来を見越してどう判断するか。これも大切な基準の一つです。

抜歯の基準3 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

今回もいろいろなケースについて抜歯すべきかそうでないかを考えていきましょう。

まずはどんな場合でも考えるべきことは抜いたあとどうするのかという事です。

抜いた後の選択肢はいくつかあります。

1、ほっておく

2、ブリッジ

3、部分入れ歯

4、インプラント

5、歯の移植

などです。状況に応じて取れる選択肢はかわります。

では話を本筋に戻しましょう。抜歯の基準です。

抜いたほうが良いのではないかと思われるケース。

②ブリッジの片方の歯が極端に悪くなっている場合

この場合も抜歯を薦めることが多いです。

片側だけがだめで片側がまだ健全な場合、健全な方の歯がだめな歯を支えていることになります。

この場合、支えてあげている歯がだめな歯に振り回されているような状況になっています。

そのため健全な歯の寿命が短くなるんですね。

例えば抜歯してインプラントを入れれば、健全な歯にかかる負担が軽減されて寿命が延びます。

健全な歯を守るために悪い歯を抜歯するということは、割とある話です。

もちろん同意がないと抜きませんが、抜くか抜かないかの考え方の基準としてこういうことがありますね。

健全な歯に悪影響かどうかということです。

抜歯の基準2 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

親知らずの抜歯については過去の記事を参考にしてください。

https://www.ikuma-dental-clinic.com/blog/date/2018/06/13/

 

そもそもの話として、抜かないでくれと言われればどんな歯でも抜きません。同意なくして抜歯をすることは基本的にはあり得ません。

ただ、保存しておくことがデメリットになるような場合もあるので、その歯の状態や展望についてはきっちりとご説明をします。

 

保存した場合のメリットデメリット、抜歯した場合のメリットデメリットをきちんとご説明して、抜歯を希望された場合のみ抜くことになります。

ではどういう場合に保存にデメリットがあるのでしょうか。

いくつか考えられるシチュエーションがあるので、ケースを想定しながら少しづつ解説していきたいと思います。

①歯が深い位置で破折している場合。

いろいろな修復材料も出てきてはいますし、様々なテクニックで保存を可能にすることもできるかもしれませんが、歯茎のラインより深い位置で破折した歯を長期的に保存させることはかなり難しいです。

逆にその部位に感染を生じ、状況がさらに悪くなる可能性が高いです。

こういう場合は残すデメリットがありますね。

次回以降もいろいろなケースについて考えていきましょう。

 

ダラダラ食いの弊害 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

ダラダラ食いは虫歯のもとです。よく言われるかもしれませんね。

 

例えば一日に10個の飴をなめるとします。

 

一気に10個舐めてしまうのと、一個ずつ10回舐めるのとどちらが虫歯になりやすいか。

 

それは圧倒的に後者の方です。

 

まあ、一気に10個も飴をほうりこめるかという話はスルーしてください。

口の中には恐ろしく多くの細菌がいます。

それが除去されずに時間がたつと集合してバイオフィルムという層を作り始めます。

 

目に見えてその塊が大きくなったものがプラークだと思ってください。

 

歯垢ですね。

 

ばい菌の集合住宅のようなもので、ここには空恐ろしい数の細菌がいます。

 

菌は糖分を栄養に活動します。

糖分を摂取した菌は酸を作り始めます。この酸が虫歯を引き起こすんです。

 

一度酸性になった環境は唾液の力で徐々に中和されて中性に戻っていきます。

しかしその途中でまた糖分が入ると、酸性に逆戻りです。

 

だからこそ糖分の頻回摂取がだめなんですね。

理屈の上では食べたとしても、口の中が無菌なら問題はありません。

でもそんなことはあり得ません。

 

100点の非の打ち所の無い歯みがきを毎回、それこそ食事やおやつや糖分入りの飲み物を摂取するたびにすることはほとんど不可能です。

 

だからこそ、食習慣がとても大切なんです。