保健の治療と自費の治療 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

毎日いろいろな患者さんのお口の中を拝見しておりますと、本当に色んな方がおられます。

当たり前ですが、歯科医師ですので口腔内の状況を見れば、今後現状を放置すればどうなっていくかが大体わかります。

逆を返せば、どういう手を打てば最悪の未来を避けることができるかもだいたいわかります。

日本は幸いなことに歯科医療費の多くを国が負担してくれています。

これは世界的に見ても非常にまれな事です。

 

ただし、全ての治療を国が面倒みてくれるわけではありません。

自費診療というのは、健康保険の適応外の治療です。

 

健康保険における治療とは、解釈の仕方としては日本国憲法25条によります。

日本国憲法第25条

第1項すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

第2項国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

これは最低限の生活が送れるような公衆衛生の環境を国が整える義務があるということです。

逆を返せば、最低ラインの治療以上のものを求めるのであれば、それは25条の解釈の外ということになります。

それが自費診療なんですね。

 

Q 最近よく聞く健康寿命ってなんですか?

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

日本人の寿命は世界でも有数に高いのですが残念ながら何らかの介護を必要とする年数は平均で9年と言われています。

せっかく長生きするようになっても健康で楽しく生きることができなければ意味がありません。

我々歯科医師はこの健康寿命を伸ばすためには口の機能が非常に重要だと考えています。

口の健康が損なわれていると痴呆症のリスクや介護リスクが非常に高く
なります。

ある雑誌の調査では引退後の健康面での一番の後悔は「歯医者の定期検診を受けていればよかった」です。

高齢になるほど強く実感するようです。

また自分だけでなく身近な人の健康の悪化も自分の負担になるので家族の健康も考えるべきでしょう。

いくま歯科医院では健康寿命を長くするお手伝いができること、すなわち生涯にわたる生活の質を上げることを目標にしています。

インプラントにしても虫歯治療にしても、すべてここを念頭において治療を行っています。

口からわかる全身の健康状態もあります。

体の不調和は結構口に現れるものなんですね。

歯のスペシャリストでありながら、医療人としての視点も忘れず皆さんの健康寿命に寄与していきたいとおもっています。

Q 8歳の女の子の母です。親子ともども歯並び  気になるのですが。

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

A
ずいぶん前にも書きましたが子供さんのころの骨格は一生
影響するのでこの時期はとても大事です。

歯並びだけを治す歯列矯正とは違い骨格を正常にする顎顔面の矯
生治療はこの時期しかできません。

鼻症状やいびき、アレルギーなど心当たりがあれば検討したほうがいい
でしょう。

お母さんの年齢では歯列矯正になり、できると思いますが多分上下左右4本の歯を抜く可能性があります。

歯列矯正とは単純に歯並びだけを改善し、見た目を改善していく矯正です。

顎顔面矯正とは、骨格や機能を考慮して行う矯正です。

顎顔面矯正を行っているクリニックは少ないかもしれませんが、お子さんの歯並びだけでなく健康面まで配慮して矯正をしてあげたい場合は後者となります。

治療期間は子供さんで永久歯が生えそろう12才くらいまで、大人の方でおよそ3年くらいがめどとなります。顎顔面矯正については10歳を超える
と難しくなり歯列矯正の適応となる場合があります。

成人でもできなくはないのですが、手術が必要になることがあります。

より詳しくお知りになりたい場合は、当院にご相談いただくか、インターネットで調べてみてください。

Q 口で呼吸をすると体に悪いのですか?

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

その通りです。口で呼吸すると空気中の雑菌が直接肺に入ってしまうので喘息やアトピーなどのアレルギーリスクが高くなります。

また口の中は乾燥して歯周病になり扁桃にも雑菌が繁殖して腫れてますます呼吸しにくくなります。

 

これがイビキや睡眠時無呼吸の原因にもなります。

口が潤っているという状態は、お口の衛生状態を保つ上で非常に重要な要件なのです。

唾液は少ないより多い方が圧倒的に良いです。

これについてはいずれ唾液の性質について詳しくお話する機会を作りたいと思います。

 

 

睡眠時無呼吸については、これもいずれ詳しく書きますが、こちらをご覧いただければある程度わかります。

http://www.kaimin-life.jp/symptom.html

正しい美(鼻)呼吸を行うと空気は鼻腔・副鼻腔で浄化・加湿・加温されて肺に入ります。
またその過程で脳を冷却する効果があります。

子供のころにこれらの環境を整えることはとても大事です。
学習能力や成長発育にも大きな影響を与え、一生涯に関係してきます。詳しくは、当院HPコラム「歯はなぜ治さなくてはならないか」をご覧ください。

Q&A歯周病って若くてもなるんですか?  

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

なります。

確かに年齢とともに発症頻度は上がりますが、早ければ10代でも発症します。個人差は大きいですが20代でも歯が抜けるほど重症になることもあります。

歯周病の原因は歯周病菌ですがもとからいるものではなく両親から感染することがほとんどで、特に母親の傾向を受け継ぐことが多いです。

しかし歯周病菌がいれば必ず発症するわけではなく、正しい知識を持って対処すれば予防することもできます。

ただし自覚症状が出てくるのは重症になってからなので早めに歯医者さんで見てもらい自分の傾向を把握しておくことが大切です。

 

国民の最も多くが罹患している病期といわれながら、受診者が非常に少ないのはそのためです。

 

サイレントディズィーズといって、無症状無自覚のまま進行する期間が非常に長いです。

 

自覚ができないなら他覚するしかありません。

国民の95%以上が罹患しているという事実

歯の喪失理由の最も多数を占める疾患であるということ

30台以降に進行速度が加速すること

妊娠授乳期に進行しやすいこと

糖尿病をはじめ、他の全身疾患との関連があること

こういったこととを知識として入れたうえで、受診を考えてみてください。

詳しくは当院HPの歯周病のページをご覧ください。