白衣の歯医者 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

最近の歯医者のホームページを見ていると、白衣で写っている写真ってほとんどないように思いませんか?

お医者さんでもその傾向は結構あるような気がします。

かくいう当院も白衣はほとんど着ないです。

私自身大学病院での研修医時代以来着ていないかもしれないですね。

まあ、流行りといってしまえばそれまでなんですが。

 

最近のドクターウェアは結構機能的にもデザイン的にも優れた製品が増えてきています。

当院で来ているようなものを「スクラブ」と言います。

スポーツウェアのメーカーでミズノってありますよね。

私は結構ミズノ製が好きです。

通気性が良くて動きやすいんですよね。

 

開業診療所において、特に医科なんかは内科的側面が強いと思うのですが、歯科はバリバリの外科です。

 

常に体を動かしてます。

ネクタイに白衣なんてお医者さんもおられるでしょうが、歯医者に求められる作業や機動力とは相反するものですね。

私が10年ほど前にアメリカに行ったときは、学生も全員スクラブでした。

サンアントニオの大学で初めて白衣でなくスクラブに身を通したとき、少しうれしい気持ちになったのを覚えています。

少し歯の豆知識からは反れますが、せっかくなのでアメリカ歯科研修の話でも今後しようかと思います。

 

 

抜歯の基準6 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

今回もいろいろなケースについて抜歯すべきかそうでないかを考えていきましょう。

今回は、

⑤ひどい根尖病変がある場合です。

根尖病変とは虫歯の延長線上にある病気です。

細菌が歯の内部に侵入し、中の神経を犯し、さらには歯を飛び出て骨まで溶かしてしまっているような状態です。

 

根管治療といって、歯の内部を治療することで改善していく場合もあります。

しかし非常に難治性のものも残念ながらあります。

この場合、つまり治りが悪いと想定される場合は抜歯の提案をすることもあります。

ここでいう治りが悪いと想定される基準とは、

・歯の崩壊が著しい

・歯の内部に穴が開いている

・歯の内部に亀裂がある

・根の先が崩壊している

こういった時が難治性と判断されます。

難治性のものをずるずる引きずると、周囲の骨の溶け方が大きくなり、インプラントや義歯の治療をするうえで不利となります。

特にインプラントは骨がある方がやりやすい治療なので、変に引っ張って骨がグズグズになっていると不具合があります。

 

見通しの暗い歯に対して、何としてでも残していくのか、早めに見切りをつけて次のステップの治療の確実性を求めていくのか。

これは患者さんによく考えてもらうことになります。

 

豚の骨 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

美容師さんなんかは、マネキンやカットモデルなどでその技術アップのトレーニングをすると聞きます。

歯医者には残念ながらモデルはいないですよね。

 

削られるモデルってのはなかなか。

マネキンはあります。

マネキンの人間の頭に歯や歯茎を装着し、診療台に設置して実際の患者さんに見立てて練習をします。

 

プラスチックの歯を私も1000本以上削りました。

最近では親知らずを抜く練習をできる模型なども市販されるようになっていて、全く練習できないわけではありません。

 

 

また、大学病院の研修などでは、同意の上で家族を連れてきて、練習台になってもらって実際の治療を行うこともあります。

家族の虫歯を本当に治療するわけですね。

 

さらによくあるのが豚骨実習というものです。豚の下あごの骨を購入して、歯茎の切開や縫合の練習をしたり、インプラントの埋入の練習をしたりします。

夏場はすぐに臭くなってしまうので、基本的には涼しい時期の風物詩といった感じです。

私も5回くらい豚を触ってきましたが、今度6回目の機会が得られそうです。

人間とはかなり違うのですが、基本の確認は可能です。

11月には京都のゴッドハンドに外科手技の基本を叩き直してもらてってきます。

 

 抜歯の基準 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

皆さん歯を抜かれた経験はありますか?

親知らずについては過去の記事を参照してください。

 

https://www.ikuma-dental-clinic.com/blog/date/2018/06/13/

 

通常健常な状態では上下14本ずつ、計28本の歯で食事をします。

不幸にしてこれらの歯を失うことになった場合は、欠損の部分を何かで補う治療が必要になることが多いです。

 

歯を失う理由にはいくつかあります。

外傷なんかもそうですよね。

交通事故やスポーツ、日常での転倒接触によって激しい外力が歯に加わると、歯の破折や脱落がおこります。

破折した歯はその程度や場所によって抜歯に至ることがありますし、脱落した歯が再植できるケースは少ないです。

大きな力で噛むことによって歯が破折する場合もあります。

あと多いのは歯周病での抜歯ですね。

歯周病は歯を失う原因として最も割合の多い疾患です。

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、どんどん歯がぐらついてきます。

それによってほとんど植立不可能な状態になり歯が抜けてしまうのです。

 

虫歯についてはかなりややこしい基準があるのでまた後日。

 

 

 

歯の動揺 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

歯は病気でなくとも少し揺れます。

歯の周囲には歯根膜という柔らかい組織があって、これを介在して骨とくっついています。

 

固い歯と固い骨の間にクッションがあるようなイメージです。

 

この組織は柔らかいので力がかかると少し変形します。

この分の動きを生理的動揺と言って、その大きさはおよそ0,2mmくらいです。

これは誰でもありうる動揺です。健康でもあり得ます。

逆にこの範囲を超えた動揺がある場合は何らかの異常があるという事になります。

こうなってしまう原因にはいくつかの可能性があります。

歯周病

かみ合わせの不調和

外傷

等が考えられます。

その原因に応じた対処が必要です。

揺れている歯を固定するという方法があって、結構その対処をとられているクリニックも多いですが、当院ではあまり行っていません。

 

その場しのぎにはなりますが、原因の解決にはならないからです。

安易に固定することで、原因の解決をしないまま来院されなくなる患者さんも多いです。それではすぐに固定も取れてまた揺れてきます。

何が原因で揺れているのかを正確に見極めて、それに応じた長期的な治療を受ける必要があるのです。

もちろんどうにもならない場合は抜歯になります。

 

これは避けたいですが、避けられない場合もあるんです。