マイクロスコープ3

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

使っていない私が言うのもなんですが、私はそれでもマイクロルーペ派です。

もちろん何度か使ったうえでの現時点での意見ですけどね。

マイクロスコープは明るさだけでなく、数字上の拡大率も、実際の視野の精度も明らかに上です。これは使った上での実感です。

要はマイクロスコープの方がやはりきれいに明るく見えるわけです。

そりゃそっちの方が良いに決まってるんじゃないかって話ですよね。

でも、それでも私はマイクロルーペ派です。

マイクロスコープの最大の弱点は融通が利かないことです。

まずは機動力。

マイクロルーペは常にぶら下げて移動できますし、熟練したルーペ使いであれば患者さんの位置や角度に左右されず、どんなに誰が動こうとも同じ視野を追及できます。

しかし、マイクロスコープでは一度視野を固定すると、患者さんも術者も動けません。

極端な話、20倍の世界って、体が1センチずれただけで何も見えなくなります。

昔学校の授業で顕微鏡で何かの観察とかしませんでした?

見たいものが写らずに苦労した記憶ありませんか?

そういうことです。

ただ、これは私が10倍という高倍率のルーペを使いこなすことができるので言えることです。

 

マイクロスコープ2 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

続きです。

ちょっとマイクロルーペとマイクロスコープの比較のような展開をしていきます。

マイクロスコープでの20倍クラスの拡大の治療を支えるのは、それだけ鮮明に歯の内部を見るのに足る、ライトの確保です。

個人的にはマイクロスコープの最大の特徴はこのライトではないかと思っています。

ややこしい話になりますが、見たいものに対して自分が見ているポイントをつなぐラインを視軸と言います。

対してみたいものを照らす光源とのラインを光軸と言います。

光軸と視軸を合わせるととても明るくてクリアに見えます。

視軸と光軸の間にものが介在すると影が出来て見えません。

また視軸と光軸がずれていると、視点からは光量が不十分になるために暗い画像になります。

 

私のルーペも、レンズの位置とライトの位置を極限まで近くするように改造していて、それによってかなりの明るい視野を確保しています。

しかし、マイクロスコープでは、設計上視軸と光軸を完全に一致させることができます。

これによって見える画像の明るさが全く違います。

これだけはルーペ派の私も認めざるを得ないです。

マイクロルーペよりマイクロスコープの方が明るい。

これは純然たる事実ですね。

体調と歯科治療 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

「〇〇さんこんにちは。宜しくお願いします。今日は体調いかがですか?」

 

これ、毎日すべての患者さんに聞いている質問です。

歯の調子ももちろん知りたいのですが、体調も大切です。

風邪をひいていたり、熱があったり、夜勤明けで寝ていなかったり、普段通りでない体調の日ってあると思います。

 

全身状態が健康な方でもそういった日は気にしますが、もともと持病の或る方なんかではさらに気にします。

歯科治療というのはそもそも恐怖を伴うものですし、場合によっては痛みや出血も伴う事があります。

 

麻酔をするといっても麻酔薬自体も全身状態に影響は及ぼしますし、やはり異変がある状態での歯科治療はリスクを伴います。

 

その大きさは人によってまちまちです。

持病をお持ちの方でしたらその種類や状態によって違いますし、行う予定の処置がどういったものかによっても予測しうる事態が変わります。

お仕事などで忙しくて、歯医者に避けるスケジュールがあまりない方もいらっしゃいます。

そういった方で、リスクをご説明してどうしてもという事であれば体調がそぐわなくても治療を行うこともありますが、絶対にお断りするような場合もあるんです。

マイクロスコープ1 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

私はマイクロルーペを使って診療しています。

このお話は以前もしたことがありますね。

世界にあるマイクロルーペの最大倍率は10倍です。

私も以前いたクリニックでは備品としてあったので使っていました。

これがまた高いんですよ。

軽自動車の中古が買えるくらいの値段がします。

今使っているのは6倍です。これでもかなりの拡大率です。

そして歯科治療でもっとも高い拡大率の視野で診療ができるツールがマイクロスコープです。

簡単に言うと顕微鏡ですね。

装置も巨大です。

値段も高いです。

中古の軽自動車ではなく、新車の外車が買えるくらいの値段がします。

拡大率はルーペのマックスが10倍に対して、製品にもよりますが20倍とか30倍の視野が確保できます。

このくらいの倍率になると、視野の中には治療している歯の中でも一部分くらいしか見えていません。

自分の視界全てに巨大な歯が映っていると思ってください。

私の使っているマイクロルーペでは視野の中に歯が4本くらい映っています。

裸眼では、もちろん皆さんも日常で人の顔を見たらわかると思いますが、歯だけでなく顔まで見えますよね。

こうした視界の中で診療しているんです。

保健の治療と自費の治療 

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

 

毎日いろいろな患者さんのお口の中を拝見しておりますと、本当に色んな方がおられます。

当たり前ですが、歯科医師ですので口腔内の状況を見れば、今後現状を放置すればどうなっていくかが大体わかります。

逆を返せば、どういう手を打てば最悪の未来を避けることができるかもだいたいわかります。

日本は幸いなことに歯科医療費の多くを国が負担してくれています。

これは世界的に見ても非常にまれな事です。

 

ただし、全ての治療を国が面倒みてくれるわけではありません。

自費診療というのは、健康保険の適応外の治療です。

 

健康保険における治療とは、解釈の仕方としては日本国憲法25条によります。

日本国憲法第25条

第1項すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

第2項国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

これは最低限の生活が送れるような公衆衛生の環境を国が整える義務があるということです。

逆を返せば、最低ラインの治療以上のものを求めるのであれば、それは25条の解釈の外ということになります。

それが自費診療なんですね。