アメリカ歯科大研修紀行その3 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

もう少しあの夏のお話を。

当時の五年生というのは、臨床実習の年でした。

おぼろげな記憶ですが、本学ではようやく白衣を着て病院実習が始まったばかりだったような気がします。

 

うちは田舎の大学病院で患者さんも少なく、実際の患者さんに触れる機会はほとんどありませんでした。

ですから私は座学ではなく実学に飢えていました。

もう座学は飽き始めていて、実学がしたくてしてくてウズウズの四乗くらいしていたわけです。

 

実習への欲求、英語研究発表直前での渡米、しかも優勝特典と研修地が同じ。

こんな色々な要素がからみあって、海外研修への熱はとてつもなく高まっていました。

 

もちろん英語なんて全くしゃべれませんが、これらのイベントに向けて半年間だけ勉強をしました。

おかげで日常会話くらいはこなせるようになって、渡米することになったのです。

しかしまぁ、付け焼刃の外国語なんてしょせん付け焼刃ですね。

ヒューストンでトランジットだったのですが、いきなりトラブルです。

姉妹校の学生たちがお土産に用意していたお茶っ葉が、入国審査であらぬ疑いをうけ、なかなか入国できなかったんですね。

いきなりトランジット失敗。目の前で離陸する我が便・・・

前途多難なスタートでした。

アメリカ歯科大研修紀行その2 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

あの時は恐らく10年ちょっと前だったと思います。

 

五年生時の夏のことでした。確かお盆より少し前だったと思います。

あの夏は個人的に結構盛沢山だったんですね。歯科大生的に。

一つはこのサンアントニオ留学。

もう一つは学生研究の発表を全国の歯科大生と争って、日本一の学生研究を決める大会に私が出る夏だったんですね。

 

日本歯科医師会と世界最大手歯科メーカーのデンツプライが協賛している大きな大会で、世界的に行われています。

その日本代表選考会でした。

優勝者は主催者負担で、アメリカの歯科医師会学術大会で発表する機会をもらえるというかなり壮大なものです。

そして、その時の優勝特典の発表会場の都市が奇しくもなんとサンアントニオ!

 

優勝すればサンアントニオに行ってまたすぐサンアントニオに帰ってこれるわけです。しかも両方タダ!

ただし相手は全国の歯科大の精鋭たちで、かつ発表は英語での質疑応答。これはかなり難関です。

この夏は、留学から帰ってきてすぐに大会本番だったので、かなりバタバタしていました。

英語での質疑応答対策も兼ねての研修に、個人的にはなったわけです。

果たしてサンアントニオ生活はどうだったのか。

そして大会の行方は?

誰も期待していない続編は次回に!

アメリカ歯科大研修紀行その1 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

私の出身大学では5年時に海外の歯学部への研修制度ってのがあったんですね。

旅費も研修も大学持ちという大盤振る舞い。

手前味噌ですが、誰でも行けるわけではなく一定の成績を残していないと選考からはねられます。

運よく希望の大学に研修で行くことができたのでした。

我が校の学生5名と姉妹校の学生5名、それぞれの引率教員1名ずつを含んだ12名の日本人歯科軍団で研修にむかうことになったのです。

私が研修していたのはテキサス大学サンアントニオ校ヘルスサイエンスセンターというところでした。

 

テキサス州というのは非常に広大で、州の中にはいくつか空港があります。

テキサス州の他の有名な都市と言えば、ダラスやヒューストンンなどがありますね。

そのなかでもサンアントニオは南部にあり、メキシコが近いような土地柄でした。

町の中心部はかなり先進的で都会的なエリアもあるのですが、南北戦争時の砦が観光名所になっているなど、歴史的な雰囲気も醸し出す面白い町でした。

 

期間はおおよそ2週間。土日は移動日や休み。平日は朝から大学・または大学病院に夕方まで。夜はおもてなしを受ける。

こんなスケジュールで、内容の濃い2週間が始まります。

 

 

 

 

白衣の歯医者 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

最近の歯医者のホームページを見ていると、白衣で写っている写真ってほとんどないように思いませんか?

お医者さんでもその傾向は結構あるような気がします。

かくいう当院も白衣はほとんど着ないです。

私自身大学病院での研修医時代以来着ていないかもしれないですね。

まあ、流行りといってしまえばそれまでなんですが。

 

最近のドクターウェアは結構機能的にもデザイン的にも優れた製品が増えてきています。

当院で来ているようなものを「スクラブ」と言います。

スポーツウェアのメーカーでミズノってありますよね。

私は結構ミズノ製が好きです。

通気性が良くて動きやすいんですよね。

 

開業診療所において、特に医科なんかは内科的側面が強いと思うのですが、歯科はバリバリの外科です。

 

常に体を動かしてます。

ネクタイに白衣なんてお医者さんもおられるでしょうが、歯医者に求められる作業や機動力とは相反するものですね。

私が10年ほど前にアメリカに行ったときは、学生も全員スクラブでした。

サンアントニオの大学で初めて白衣でなくスクラブに身を通したとき、少しうれしい気持ちになったのを覚えています。

少し歯の豆知識からは反れますが、せっかくなのでアメリカ歯科研修の話でも今後しようかと思います。

 

 

抜歯の基準6 京都市伏見区のいくま歯科医院 |歯医者の豆知識

京都市伏見区のいくま歯科医院歯科医師の小西です。

今回もいろいろなケースについて抜歯すべきかそうでないかを考えていきましょう。

今回は、

⑤ひどい根尖病変がある場合です。

根尖病変とは虫歯の延長線上にある病気です。

細菌が歯の内部に侵入し、中の神経を犯し、さらには歯を飛び出て骨まで溶かしてしまっているような状態です。

 

根管治療といって、歯の内部を治療することで改善していく場合もあります。

しかし非常に難治性のものも残念ながらあります。

この場合、つまり治りが悪いと想定される場合は抜歯の提案をすることもあります。

ここでいう治りが悪いと想定される基準とは、

・歯の崩壊が著しい

・歯の内部に穴が開いている

・歯の内部に亀裂がある

・根の先が崩壊している

こういった時が難治性と判断されます。

難治性のものをずるずる引きずると、周囲の骨の溶け方が大きくなり、インプラントや義歯の治療をするうえで不利となります。

特にインプラントは骨がある方がやりやすい治療なので、変に引っ張って骨がグズグズになっていると不具合があります。

 

見通しの暗い歯に対して、何としてでも残していくのか、早めに見切りをつけて次のステップの治療の確実性を求めていくのか。

これは患者さんによく考えてもらうことになります。